2014-10-12

おっされ工房 その参

こんぬつは。
みなさま お元気っ子?

続きますて、その参でございま〜す。
今日はキラキラ、ストラスのご紹介です。
本物のダイヤや宝石に似せて作られた精密なクリスタルガラス。


形は丸から正方形、三角、長四角、なす型、楕円、大きさも1mm以下から 1cmまでの間に約20種類くらいの違いがあります。色は60種類以上ある中、実際よく使う色は20種類くらい。それとは別にここのアトリエではオリジナルの色を透明のストラスにエナメル加工して使用することもしばしば。


数が多すぎる時はもう何がなんだか分からなくなります。

そんでもって〜、ストラスのくっ付け方。
まず一つ目。


これは台座にはめ込んでいく作業。
ストラスを入れて四つある爪をペンチでうまく折り曲げていきます。はめ込む時にストラスが傷ついたりしないか、斜めに浮いたりしていないか抜け落ちないか注意が必要です。
よく指輪とかで見るあれです。


下のボタンも同じ作業。


下のは二つ目の手法。
毎シーズン、コレクションテーマごとアトリエで制作されるオリジナルの鋳型です。
これにストラスを貼付けていきます。ペンで色印されているのはストラスの大きさを指示するため。これとは別にストラスの色別の指示書もあります。
その二つを照らし合わせて間違えないよう一つ一つ貼付けていきます。。


まず注射器に専用の糊をいれて準備します。この糊は30分以上をすぎると効果が無くなるのでその度に作り直します。そして圧縮機を使って鋳型に糊付けします。


そしてストラス貼り。
爪楊枝のさきにホントは小さな粘土を付けて貼っていくんだけど、俺ちゃんの場合ストラスの大きさによって直接爪楊枝にパッとツバつけてパパッと進めます。
汚い? 汚くない。
俺ちゃんのツバ、超きれい。


この作業は大変そうだけど、黙々と進めていく行程が結構好き。


そうするとこんな感じ。


まあ、かわいいらしい!!


クリスタルの粒から生まれた新種の生き物俺ちゃんです。
ビーナスの誕生のようですね。
光そのものですね。

そんな感じで『おっされ工房 その壱 その弐 その参』紹介させていただきました。
みなさん楽しんでもらえたかしら?
アトリエのお仕事はデザイン、クリエイションという見方もあるけど、それよりもスタッフみんなで作り上げるまさに職人技。厳しいです。
だけど、その小さな物にこだわる世界観はここの職場からたくさん学びました。
基本、テキトー人間の俺ちゃんとしてはかなり勉強になりました。

まだホントはいろいろ他の作業風景お見せしたいのはあるんだけど、とりあえずここまで。また近々ね。気が向いたらまたアップしまーす。
ばいちゃ。

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